2022.1.7

2021年10月 フランス・パリ Salon Art Shopping Paris 2021へ作品を出展いたしました

 

世界最大級の美術館・ルーブル美術館の地下にあるカルーゼル・デュ・ルーヴルで年2回開催され、世界各国のアートファンが集う「Salon Art Shopping Paris」。2020年は2度の開催延期となりましたが、2021年は例年通りの開催を迎えることができました。

Salon Art Shopping Paris 2021〔秋期〕
会期:2021年6月18日(金)-20日(日)
会場:Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーヴル)

 

ルーブル美術館の外観と、ルーブル・ピラミッド

 

日本は時短営業やマスク着用の義務など、まだまだコロナ禍での生活が余儀なくされていますが
フランス・パリ市内では、ワクチンパスポートの携帯が必須ではあるものの、マスクの着用義務等は無く屋外でお酒を楽しむ人々の姿が多くみられ、活気を徐々に取り戻している様子が伺えました。

現在のパリ市内の様子。

 

今期のSalon Art Shopping Paris 2021へは、絵画作品を出展。生前交流があった奥山欽哉氏が制作した能の面をモチーフとした作品を主体に8作品が展示されました。

会場内の展示風景

 

右上「九十九髪」、右下「色即是空」、左上「荒波に舞う」、左下「水鏡」

 

日本の伝統文化を主題にした作品は、多くの来場者が釘付けに

 

■エコール・デ・ルーヴル(ルーブル美術学院)教授/美術評論家
エリック・モンサンジョン氏からのコメント

日本の伝統的な面をモチーフとした絵画は、パリの来場者にとっては珍しく、驚きに溢れた作品だと思います。幾何学的かつ、抽象的。さらにそこへ具体的なモチーフが相まって、強烈でミステリアスな印象を与えています。また1つの作品から複数のイメージを捉えることができます。リアルな面が与える衝撃、そして作品を総体し鑑賞した際の抽象的な印象。作品は恒久的で荘厳な雰囲気を放っています。

 

■来場者の声(一部抜粋)
・特徴のある作品ですね。日本人の謙虚さを感じました。それぞれの能面から感じるものがあります。(50代男性)
・金箔が美しく使われていますね。色使いが面白いです。非売品なのが残念ですが、日本人の洗練された感覚を感じます。(60代 男性)
・西洋の技法を取り入れつつ表現される日本的な作品で、伝統と現代の間の日本の二重性を感じます。(55歳女性 日本ファン)
・目の錯覚のようなもので、離れるにつれてイメージが認識できますね。とても美しいです。(20代 学生)
・アーティストがそこにいなかったのは残念。彼に会いたかったです。線のある2枚の絵が好きです。とても美しいです。
女性の顔の面は、日本社会における母親の存在を思い起こさせます。今後の展示会に非常に興味があります。(40代 女性)
・私はこれらを春の作品だと思っています。丸のモチーフの作品は特に見るのが楽しいです。(50歳女性 ロシアの方)
・特徴的な作品で、とても魅力的で、長く見続けることができました。男性だけが舞台に立つことができる能という舞台で、女性のマスクをつけることは、社会に存在する伝統というものの重みを表しているのでしょうか。(50代 男性)
・柄や色がとても綺麗です。「悪魔だったとしても怖くない」(7歳 小さな女の子)
・落ち着いたデザインで、飽きることがありません(40代)
・素晴らしい! 能面とその周りの表現はとても自然に溶け合っています。(20代)

 

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